事業場における女性の健康管理アクションチェックリスト

女性の健康管理アクションチェックリスト | 事業場における女性の健康保持増進
CULTURE POLICY SUPPORT ENVIRONMENT FLEXIBILITY

Action Checklist for Women’s Health at Workplace

女性の健康管理アクションチェックリスト

産業医・産業保健職のための実践ツール

5 領域 / 41 項目

— 01 —

本チェックリストについて

About this Checklist

本チェックリストは、厚生労働科学研究費補助金(労働安全衛生総合研究事業)「職場における女性の健康保持増進のための効果的な産業保健活動の確立に向けた研究」(課題番号 23JA1005)の成果として開発されました。

令和7年度から、労働安全衛生法に基づく一般定期健康診断において、女性特有の健康課題に関する問診の活用が始まりました。事業者には、健診を入口として把握された女性の健康課題に対し、職場全体で対応する体制の構築が求められています。

本チェックリストは、事業場における女性の健康管理を産業医がリーダーシップをもって推進するためのツールです。安全衛生委員会等の場で、事業者・労働者・産業保健スタッフが共通の枠組みで議論し、事業場の状況に応じた優先施策を選定することを目的としています。

令和7年度には、本チェックリストを用いた産業医向け研修プログラムを札幌市・熊本県の3会場で実施し、合計181名の産業医から評価を得ました(理解度97.0%、推進意欲92.7%)。

— 02 —

推奨される進め方

A Three-Step Approach

STEP 1

現状を共有

安全衛生委員会で女性の健康課題に関する現状を共有し、本チェックリストの全体像を提示します。

STEP 2

優先項目を選定

事業者・労働者代表・産業保健スタッフで議論し、自社で優先順位の高い項目に〇をつけます。

STEP 3

年間計画に反映

選定した項目を年間衛生計画に組み込み、実施担当者・期限・評価方法を明確にします。

— 03 —

5 領域 41 項目の構成

Five Domains, Forty-One Items

本チェックリストは、英国規格協会(BSI)が公表した PAS 6553 を主要参照文献とし、
日本の事業場の文脈に合わせて翻訳・修正のうえ、5 領域 41 項目として再構成しました。

01

組織文化・啓発CULTURE

職場の偏見やスティグマを払拭し、月経・更年期について語れる風土を醸成します。

8 ITEMS
02

方針・制度POLICY

既存の人事制度・健康戦略との整合性を図り、組織として継続できる仕組みを整えます。

15 ITEMS
03

相談・支援体制SUPPORT

個別同意とプライバシー保護を前提に、相談しやすい窓口と支援体制を構築します。

4 ITEMS
04

職場環境整備・物理的調整ENVIRONMENT

休憩環境・温度管理・トイレなど、症状に配慮した物理的環境を整備します。

8 ITEMS
05

働き方・柔軟性FLEXIBILITY

柔軟な休憩・勤務時間・休暇制度により、症状のある人が働き続けられる選択肢を提供します。

6 ITEMS
合計 5 領域 / 41 項目

※ 番号は識別記号であり、優先順位を示すものではありません。
※ 全項目を一度に実施する必要はありません。事業場の状況に応じて段階的に取り組むことが推奨されます。

— 04 —

ダウンロード

Download Materials

下記の資料はいずれも無償でご利用いただけます。
事業場の状況に応じてご活用ください。

CHECKLIST

アクションチェックリスト本体

安全衛生委員会等で配布・記入できる本体です。5領域41項目を見開きで一覧でき、優先項目の選定や年間計画への反映表が含まれます。

PDF形式 / 約 540 KB

PDF をダウンロード

HANDBOOK

解説本(実践ガイド)

全41項目について、項目本文・背景・エビデンス・具体的施策例・実装のヒント・注意点を体系的に解説した実践ガイドです。

PDF形式 / 約 1.1 MB

PDF をダウンロード

— 利用にあたって —

  • 本チェックリストは無償でご利用いただけます。事業場内での研修・配布等にご活用ください。
  • 引用・転載される場合は、下記の出典を明記してください。
  • 内容を改変しての二次配布はご遠慮ください。
  • ご不明な点・ご意見等につきましては、研究班までお問い合わせください。

厚生労働科学研究費補助金(労働安全衛生総合研究事業)
「職場における女性の健康保持増進のための効果的な産業保健活動の確立に向けた研究」
課題番号 23JA1005 / 研究代表者 立石 清一郎(産業医科大学 産業生態科学研究所 教授)

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