月経前不快気分障害の管理:スコープレビュー
International journal of women’s health 2022. 14:1783-1801.
【要約】月経前不快気分障害(PMDD)と月経前症候群(PMS)の治療に関する20年間の研究をレビューした。194の研究を対象に、薬物療法、補完代替医療、外科的介入のエビデンスを評価した。最も質の高いエビデンスは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と経口複合避妊薬(COC)の使用で、ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)作動薬と外科的介入は難治性の症例に有効だった。本レビューはPMDDとPMSの治療について包括的に評価している。SSRIとCOCの有効性は確認されているが、補完代替医療のエビデンスはまだ不十分で、研究の質や方法にばらつきがある。これらの治療法の効果を評価するためには、より厳密な研究が必要である。
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