PMDD(月経前気分不快障害)とは

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PMDDって何?

PMS(月経前症候群)の精神症状が主体で強い場合を、PMDD(月経前気分不快障害:Premenstrual Dysphoric Disorder)といいます。月経前に周期的に表れる症状のうち、特定の精神症状を伴うものに限定されます。慢性の精神的な病気や神経の病気が月経周期と関連して悪化する者とは区別されています。

PMDDは月経前気分不快障害のことを指し、PMSの中でも特に心の不調が著しく、日常生活や社会生活に支障を来たしているような状態。

PMDDの症状

PMDDは次の4つの症状が主症状になります。

1.気分の変動が激しい、情緒不安定(突然悲しくなる、または涙もろくなる等)
2.ひどくイライラする、すぐに怒る、または対人関係での摩擦の増加
3.著しい抑うつ気分、絶望感、または自己卑下の気持ちが現れる
4.著しい不安や緊張

上記4つのうち、1つ以上当てはまる症状があり、下記のような症状も併せて複数でてきます。

・仕事・学校・趣味・友人関係などに対して興味が薄れる
・何事にも集中できなくなる
・倦怠感、疲れやすさ、気力が著しくなくなる
・食欲の著しい変化、過食や、特定の食べ物だけを多量に食べるなど
・不眠や過眠が強く現れる 意欲が低下しすぎて引きこもってしまう
・圧倒される、自分自身をコントロールできなくなる
・他の身体の症状:乳房痛、関節痛、筋肉痛、腹部膨満感、体重増加等

月経の1~2週間前からこれらのような症状で人が変わったようになりますが、月経がはじまると症状はなくなっていき、月経開始1週間後からは気持ちが落ち着きます。

気分の変動やイライラ、抑うつや不安・緊張等症状があり、月経が始まると症状は改善してくる。

PMDDの原因についてはまだよくわかっていませんが、女性ホルモンが深くかかわっているといわれています。

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